10月19日の独り言

世界に平和が訪れる事を強く祈念します。

代表戦。すばらしかった。まさしく今の日本は「指導者養成・ユース育成・代表強化・普及の四身一体」の好循環がトップレベルをワンランクアップさせたかと思います。久保選手のコメントをネットニュースで観ました。「一昔前の代表がうらやましい。」揶揄ではなく、いかに今の代表のポジション争いが厳しいかをリーガの月間MVPをとった久保選手でさえ自分のレギュラー確定とはいえない。と実感してコメントしたんだと思います。まさしく誰が出ても。と感じさせるほど充実しています。今回招集されなかった選手でヨーロッパでレギュラーで活躍している選手がまだ数十人います。

そしてネットニュースですが、Jリーグの秋春制が26年度から採用の方向のニュースがありました。ヨーロッパとカレンダーを合わせる事でより移籍が活発になり、海外で活躍する選手が増え、また日本に海外の選手も移籍しやすくなります。夏の暑い時期をさける事でJリーグの活動量もあがり、国内レベルもあがります。JFAはもっと前から提案していましたが、JFAの考えを聞いて10年くらい前から秋春制を実現してほしいと思っていましたが、JFAの提案を再三に渡ってJリーグ側が否決・・・。3度目の正直か、4度目かの提案だと思います。秋春制の実現は、田嶋会長の功績です。夏が暑くなりすぎた事もひとつの要因かと思いますが、AFCが主導してアジアのカレンダーを世界基準にあわせたのも大きい。降雪地域のクラブに反対意見もあるようですが、何事もメリットとデメリットはあります。降雪地域は冬開催によって、スタジアムの屋根をより大きくしたり、シートに電熱を入れたり、寒い時期ならではのスタジアムグルメの開発など工夫してカスタマーファーストを考えて冬季開催の問題を解決し、さらに観客を増やすチャンスでもあると思います。何より最も北にある北海道をホームにするJ1クラブがあるんだから、それより南の地域でできないはずがない。チャンスはピンチの顔をして現れます。選手の移籍金も海外移籍が活発になり、今よりも日本人の価値が高く評価されれば、Jクラブへ支払われる移籍金額は高額になります。メジャーリーグも野茂選手が海外に行った時代と吉田選手がメジャー移籍した昨年では、所属チームに残す移籍金などは比べ物になりません。そもそも野茂選手は日本では任意引退選手としてメジャーに行ってる・・・・。世界からガラパゴス化して取り残されるのではなく、ヨーロッパのクラブと交渉して、より多くの移籍金を得て、それを自クラブのユース育成・指導者養成なんかに還元していく事でより良い好循環が生まれます。よりプロフェッショナルな仕事がJクラブに求められます。親会社から3年任期の社長をローテーションで出しているような経営をしていたら、海外の海千山千の代理人に鴨にされるかも・・・。

さて、先日の関西医療大学での研修会がJFAのホームページに掲載されました。今後もコツコツとグラスルーツの普及を続けたいと思います。ブログフェチのみなさんにはぜひ、受けてほしいし、47FAの指導者養成に関わっている方は開催してほしい。

NPO法人 吹田南FC

上野 二郎