10月16日の独り言

世界に平和が訪れる事を強く祈念します。

鹿児島国体で大阪の少年男子が準優勝・少年女子が優勝!!しました。大阪のサッカーファミリーの総力の一端を示しました。そして成年男子は高知が優勝(高知選抜は高知ユナイテッド単独チーム)GMの西村さんに祝電入れました。西村さんも総監督でベンチに入ったらしく、声が枯れていました。高知ユナイテッドにとって全国レベルの初優勝で、高知県にとっても国体のサッカーは初優勝だそうです。ちなみに大阪の少年男子は8回決勝まで行ってるけど、すべて準優勝です・・・。

土日は関西医療大学で障がい者サッカーリフレッシュ研修会の2日間コースを講師で担当しに行きました。

手下の籔も徳島から1日のみですが、参加してくれて久しぶりに再会しました。翌日にどうしても外せない仕事があるにも関わらず、来てくれました。手土産もって・・・そして徳島の人はおふざけポーズはとらない・・・。受講者は関西圏のみならず、愛媛県・愛知県からも参加してくれました。講義施設も使いやすく、リフレッシュスペースもあり、関西医療大学の手厚いサポートで心地よく実施できました。

受講生からの質問・意見の多さ、ディスカッションの盛り上がりなど、今回受講された方々の前向きで積極的な姿勢がより良い研修会にしてくれました。今回は車椅子で1名の受講者が参加してくれました。その方が障がい者サッカーの指導者になったきっかけ、オランダに障がい者サッカーの勉強に行った時の話などをしていただきました。俺が聞いていたイングランやスペインの話とマインドが同じでした。ヨーロッパでは障がい者と健常者の共生社会が実現しているともいえると思います。日本では衣食住が重要視されますが、オランダでは衣食住スポーツの4つが同レベルで重視されて、障がい者も同様に手厚いサポートがあるそうです。すべてのプロサッカークラブが障がい者サッカーチームを持ち、そのスポーツをしたい障がい者には国から無償で道具が貸し出されるそうです。また年間20ユーロ支払えば、1年間どこでもタクシー乗り放題だそうです・・・。日本では知的障がいのサッカーチームを持ってるJクラブは横浜Fマリノスと鹿児島ユナイテッドだけです。知的のスクールのあるクラブがFC東京で、ジュビロとかが始めそうくらいの情報です。でもそういう制度面もさることながら、心のバリアフリーというか、差別・偏見をなくして我々が同じ目線で同じ仲間として障がいのある人を受け入れるマインドがヨーロッパに比べてまだまだ劣ってる。と改めて思いました。講師として行きますが、伝える事とともに学ぶ事、気づく事がとても多い研修会でした。コツコツじわじわインクルーシブの考えを広めて、いつの間にか日本代表がドイツ代表と互角に戦うようになったように、障がい者スポーツが日常に溢れる環境整備に微力ながら力を注ぎたいと思います。

兵庫の手下の梅ちゃんには兵庫FAでの開催をくれぐれも依頼しました。大阪FAもシニアチューターの山崎さんがとてもこの研修会の意義や参加者の情熱・ニーズを感じて、すでに来年も開催すると来年の関西医療大学と交渉して施設を抑えてくれました。来年は10月最終週の土日です。ぜひ受講してみてください。受講生の熱いアセスメントをみなさんに見せたいくらいです。とても学びの深い研修会です。ちなみに笑いのセンスへの受講生の評価も高いですよ~。めちゃ疲れたけど、充実しました!!

NPO法人 吹田南FC

上野 二郎