U-13三重遠征のまとめです。
今回の遠征は、とても有意義で充実した遠征となりました。
事前に掲げたテーマに対して選手が真摯に取り組み、初日の初戦と最終日の2試合は全く別チームのように様変わりし、最終日のリーグ戦2試合は格上相手に負けたものの、素晴らしいゲームを観せてくれました。
今まではコンビの形成しか伝えてきていませんでしたが、この遠征を皮切りに来年からはユニットの形成へレベルアップを図ります。
その1つとして、今回の遠征では、DF4人の関係性をテーマにしゲームに挑みました。
DF4人のうち1人が攻撃参加した場合、守備時に1人が釣り出された場合のポジショニング、さまざまなケースで何をどうすべきかを選手主体で考えさせ、内容の濃い3日間となりました。
これが、初日の初戦は全くと言って良いほど、出来ていなかった。まぁ今までそこまで伝えていなかったので致し方がない部分もありますが、最終日には4人の連携で何度も事前にピンチを防ぎました。
攻撃面でもレベルアップを図りました。
前線から激しいプレスをかけてくる相手に逃げてロングフィードが目立ったゲームで、そんなに止めて蹴るに自信ないのか?と問いかけ、
逃げてロングフィードするより、自分の止めて蹴るがどこまで通用するか?今の自分のサポートの質がどこまで通用するか?を試す絶好の機会、そんなドカドカ蹴る練習なんかしてない。
と伝えると、見事、大幅にビルドアップが改善されました。素晴らしい。
間違いなくこの3日間でレベルアップしました。改めて、遠征は戦術理解の浸透にもってこいの環境だと感じました。
ツクルはこの遠征キャプテンとして、チームをまとめてくれました。プレーの部分での課題は明確ですが、素直に取り組んでいるので必ず改善出来ます。
カンタは今出来ることをやりきる選手の1人です。その一例として、毎回必ずリバウンドに行きます。だから、リバウンドでゴールを決めます。偶然ではなく必然の結果です。右足に持ち替えずに左足でシュートを放つようにもなりました。素晴らしい。
ユウダイとプレーの部分で向き合いました。だから改善されます。プレーの強度が1段上がりました。そして、私の会社の心配もしてくれました。ありがとう。
アキト(イケダ)はパフォーマンスにムラが無く、どのゲームでも存在感を示します。後は、フィニッシュの意識と精度を上げれば相手にとって怖い選手になります。BTSは知らないけど、マカロニえんぴつが好きな事を教えてくれました。
セイゴとはこの遠征で何度も話し合いをしました。サッカーが好きな事も伝わりました。ならば今出来る事を精一杯の力でやろう‼️プレーでも良いものを持っているので、それを発揮する為にも力を出し切ろう。
カナメ、良くも悪くも今回の遠征で一番呼んだ名前です。度肝抜かれるプレーと何で?というプレーの差が大きい…、コーナーからのボールの質も差が大き過ぎる…。けど、コーナーから2得点はナイスボールでした。
ヒロト(テヅカ)は感覚でプレーから考えてプレーするようになり、質問の受け答えもしっかりと伝えれるようになり、伸び盛りの選手の1人です。私のミスや間違いを一番喜びます。
ユウシは今回の遠征のムードメーカーでした。ピッチ上でも素晴らしい声掛けが何度も出来ていました。良い準備からの守備の強度は目を見張るものがあります。オフザピッチでは常に誰かと笑っています。
オガワ(アキト)はビッグセーブを連発する何かを持っています。課題の足元の技術は多くボールを触ることにより改善されるので、焦らずにまだまだこれからです。
ホシノスケは自由時間に自ら進んで階段ダッシュをしていたのが印象的でした。何でそんなに追いこむん?と尋ねると、1stに上がりたい、との事。その気持ちと伴った行動を継続すれば実現できる‼️素晴らしい‼️
ヒロト(キタガワ)は、毎試合一生懸命にプレーします。当たり前の事ですが、これが中々難しい事。だから成長スピードも早い。ご飯も一生懸命食べる姿が印象的です。
リク(ナカヤマ)は今遠征の得点王です。特に初日のコーナーで反省したのか、その後にコーナーからの2得点は素晴らしい‼️攻撃面では独特の怖さを兼ね備えているので、何度もチャンスを演出し、凄いゴールの外し方もします。
ユウトはキャプテンのツクルを率先してサポートしてくれました。プレー面では多くの課題が見つかりましたが、課題は改善する為、出来る為にある。ユウトなら出来る‼️帰りに車中で一緒にドライフラワーも歌いました。
シュウセイはビルドアップの改善の立役者です。メッセージを込めたパスに周囲も気付き初めているので良い連携強化が図れています。この遠征ではMVP級の活躍でした。
そして、荒毛コーチと満場一致でMVPに選ばれたチヒロ。骨折明けはプレーが良くなる、という、根拠のない事を言っていたシュウセイもこの遠征でのチヒロに賞賛を送り、圧巻のプレーの連続でした。中でもあのリクへのアシストしたパスが忘れられない。素晴らしい‼️
リク(ヨシダ)はこの遠征でレベルアップしまくった選手の1人です。冒頭に綴ったテーマを見事にやり遂げ、最終日では別人のようなプレーを見せました。けど、この休みで忘れるんやろな…。
アキヒロは悩んでいたビルドアップの部分で一皮むけた感じです。木を見て森を見るから、森を見て木を見るに変わりました。なので、一つ飛ばすパスが何本も通ります。素晴らしい‼️
遠征のタイミングで大寒波が到来し、体調面と交通面(運転)に非常に気を使った遠征でしたが、保護者の皆様が送り出して頂いた17名全員が元気に笑顔で遠征を終えれた事が何よりです。
また、差し入れも頂き有難うございました。
最後になりましたが、4月より今年1年色々と有難うございました。皆様のお陰で選手は逞しく成長しています。私もまだまだ至らない点もございますが、来年もよろしくお願い申し上げます。
吹田南FC 岸本