4月28日の独り言

ウクライナに平和が戻る事を強く祈念します。

さて、水曜日は3年生を担当しました。今年度から3年生にポジションの意識を少し植え付けるように指導指針を変更しました。しかしながら、伝えて、理解してもらって、表現してもらうまでには、そこそこ大変です。コツコツです。

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4月だし、同じ3年生でも12月時点と4月時点ではずいぶん違います。今は2年生から3年生になって回数の増えた子、新たにサッカーを始めた子など徐々に練習の流れを浸透させていく途中です。この日は初心者の体験が来ました。普通の靴でショートソックス、Tシャツにカジュアルな半ズボン。体験の申し込み時点で「サッカー経験なし。」と聞いていましたが、服装も明らかに初心者です。でもとても上手かった。初めてのプレーもすぐに身に着けます。本人に曰く、たまにお父さんと公園でボールを蹴るそうです。迎えに来た保護者と話をすると、空手を習っているとの事。空手こそがいいとかではないですが、低年齢時は様々な運動刺激を受けるように様々なスポーツや武道などをするのは良いと思います。サッカー界ではサッカーの中で様々な運動刺激を与えるように工夫しています。写真はサイドステップのみの鬼ごっこです。個人的には3つとか4つとかサッカー系の様々なスクールに行くよりは他種目のスポーツをして普段と違う運動刺激を受けるのが、後に選択肢を広げ、可能性も広げるのではと個人的な経験値からは思います。サッカーだけを低年齢でいくつも掛け持ちするのは技術や判断はあがるかもしれませんが、体の同じ関節や靭帯などを連続して酷使して怪我にもつながりやすいのではないかと経験上思います。休息も重要です。6年生を最終目標にするなら効果的ですが、18歳とか22歳を目標にするならある意味遠回りのようにも思います。補足ですがサッカースクールやドリブル塾の掛け持ちを否定するつもりはありません。何事もやり過ぎはよくないと思います。

木曜日は私立小学校・幼稚園のアフタースクール指導があります。今日の面白エピソード。4歳5歳の園児スクールで休憩のグループの相手をしていると、「シェンシェー(先生)キュイズ(クイズ)出す~」「ももたろうは、なにからうまれたでしょう?」言った瞬間、周囲の全員に「もも!」って回答されてた。そのクイズのチョイスも面白かった。しかし。次に他の子が「シェンシェー(先生)僕もキュイズ(クイズ)出す~」「キュジラ(クジラ)を一度にたくさんとるほうほうは?」同じようなファンタジーな回答かと思いました。他の園児は「おおちい(大きい)アミでとる」とか「たくさんヤリをつかう」とか言っています。正解は「写真でとる~」このクイズの難易度に差は何!笑った。桃太郎クイズは園児にも簡単すぎる。クジラのクイズは大人にもちょっと難しい。同年齢の4歳・5歳児が出すクイズにこのギャップ!!低年齢での個人差を改めて感じ、またこのクジラ問題を出す子が桃太郎の問題を出す子より将来優秀になる保障はどこにもない事は今の小学生の保護者にも「そりゃそうだ」と思うかと思います。人の事はよくわかりますが、目の前の自分の子の事は見えにくい。私もです・・・。子育ては難しい・・・。30年マーカーの位置を置き換え、卒団した選手の将来を観て来た経験上から5年生で地区トレセンとかFAトレセン、ナショナルトレセンとかそこにかからない子かの違いはクジラと桃太郎の違いに似ている。ただ、今現状で知識があるかどうかで、その知識の量の差が将来の到達点の高さを約束した物ではないと思います。もちろん、先んじて知識のある子を否定するつもりもないし、先んじて技術のある子を否定するつもりもありません。可能性は誰にもあり、無限だとお伝えしたい。大人が勘違いしないで、子どもに正しい道を示す事が大切です。めちゃ難しいですね・・・・。

NPO法人 吹田南FC

上野 二郎