週末の感想です。年始からとても忙しかった。年始早々2泊3日の遠征に行って6日に帰って来て3連休です。サッカーコーチのみなさんは年末の休み感覚からのトップギヤですので同じ想いかと思います。あと1日乗り越えれば休みです。明日はたまった事務仕事を片付ける日にあてれます。
土曜日はAM中1・vsTIAMO枚方・PM中2・vs港南FCとの交流戦に帯同しました。TIAMO戦は岸本コーチにお任せしましたが、年末の遠征も含め数か月前の選手の序列が変わって来ているなと感じました。コツコツ伸びてる選手・グングン伸び期の選手・ちょっと壁にぶつかっている選手など・・・・。基本的には素直に話を聞いて取り組む選手が伸びやすいですが、伸び悩む選手が一概に素直でない。という事でもない。いろんな要素が織り交ざりますので、しっかり原因分析をして、みなを伸ばす環境作りに取り組みたい。と思います。土日の中1チームの選手で俺のイメージより成長速度が速いと感じたのは、ユウダイ・カンタ・ユウシ・アラタあたりです。やるべき事とやってはいけない事を理解し、ポジションの役割を果たす貢献度をあげています。中2のゲームで使えると感じさせたのはシュウセイです。岸本コーチからNリクも推薦されています。またチャンスを与えたいと思います。
さて土曜日の中2は相手のスピードのある前線の選手達、早いプレスにうちの選手は苦しみましたが、とても良い練習になりました。少し判断に迷ったり、コントロールをミスするとボールを失います。しかし相手の強度に慣れると、ボールを運べるようになります。ですからこの強度の練習を日々行う事が大切です。日常を変えよう。またやられだすと下を向いちゃいます。声がでなく、自信がなくなり、味方を助けるよりも、早く自分からボールを放したい。というような意図のプレーが散見されます。どことやっても相手も認めるスピードをもったうちのリョウタくらいのスピードのある選手が3人くらいいて、3人とも技術が高く、サッカーIQも高かった。それはしょうがない。相手が上手い。と感じる崩され方もありました。CBを中心としたDFラインにはとても良い練習になったと思います。ライオはゴール前の駆け引きがとても向上しており、フリーでシュートできる場面を増やしています。ただシュートはよくふくらはぎで打ってる・・・・。あと40cmのずれがインサイドに当たるようになればゴールを量産する日が来る・・・はずです・・・。タクセイはサイドからゲームを組み立てる、ゴールチャンスを作り出しています。タクセイの顔が上がってゴール前に反応する人数が増えています。
日曜日は最高の天然芝ピッチを確保しました。手入れが行き届き、冬でも緑の絨毯です。
しかし手入れをそれほどしていないコース脇は枯芝です。土を耕し、種をまき、水、肥料を入れる。手間暇かけたかどうかで20Mの違い全く違う環境になります。クラブの選手育成も同様で、吹田南FCの選手育成は手間暇かけて指導環境・ゲーム環境を充実させて、緑の絨毯を目指したいと思います。てーつがくてきー。
さてAM中1・PM中2のゲームを枚方FCと行いました。こちらも強豪相手で良い練習になりました。中1ゲームは岸本コーチにおまかせして、中2ゲームです。前日以上に個人レベルの高い選手が2人ほどいて、アベレージも前日以上の相手です。ですが、前日はパススピードが遅く、ボールを失う場面が何度かありましたが、この日はそれがなかった。もちろんボールを失う場面は多いです。通用するパススピードの意識が浸透しています。ひとつ前進です。DFラインのビルドアップも観ている所、ボールを受けるポジションは悪くはないですが、この相手のレベルではちょっとしたズレや・受けての工夫がないとボールを失います。テッショウは左に配置するかと右に配置するかで躍動感が違います。左ではすばらしい。トカイは常に声を出し、ブレイクアウェイの技術が上がっています。アキトはサッカーIQが高い。エイト・リョウキは塾のテストを終えて2時間遅れで参加時間は2時間ですが参加しました。そういう姿勢は高い評価に値します。勉強は大事です。だからサッカーができないのではなく、両立するにはどうすべきか、塾のテストがあるから試合に参加できないのか、できない理由を並べずに解決方法、できる事を探す。ゲームの好プレー以上にうれしい事です。
枚方の監督の平ちゃんは同級生で、去年同期サッカーコーチ会を開催しました。お互いにいかつくて絶対年上のややこしい人と思っていましたが、数年前の大会の懇親会で同じ年とわかりそれから意気投合。この日もがっちりベストメンバーで来てくれました。うちにはとても良い練習になりました。
NPO法人 吹田南FC
上野 二郎