独り言

週末の感想です。金曜日のクラブのミーティング後に広島県で行う、JFAの障がい者サッカー指導者研修会の土日2日間コースのインストラクターで前泊で広島に移動しました。会場の広島文教女子大学のピッチ・講義室を視察して、広島のFAコーチの戸根さんと打ち合わせ。戸根さんには3日間大変お世話になりました。

3日間広島FAのすばらしいホスピタリティで研修会をバックアップしていただきました。また、文教の女子サッカー部の学生も講義・実技入ってサポートしてくれました。今年はたくさん担当したので、自分の経験値・蓄積も増えて上手く伝えれたと思います。次につなげる改善点も見つかりました。もちろん大阪の文化である笑いはマストの自分に課す課題です。

研修会はアクティブラーニングで進めるのでグループワークが多いです。そのグルーピングは重要です。年齢層・参加エリア・普段の指導対象年齢・ライセンス・障がい者とのかかわりの有無・・・そんな背景からグルーピングしますが、今回は年齢層とライセンスを固めてみました。混ぜる時もあります。指導実践では見事にA級・B級を固めたグループとC級グループの違いが出ました。上位ライセンスのグループは、すっと始まります。長々説明しません。Trに漸進性があり、オーガナイズの変更などの無駄な時間がそがれて、細かい配慮にあふれ、関わり方が良いです。やはり学び、上位ライセンスを持つことは重要だな。指導者がより良く養成されているな。と感じます。私も学ぶ事をやめずに学び続けたいと思います。

やるたびに講義資料や実技内容を少しづつブラッシュアップしていますので、内容はどんどん良くなっています。今回も「ここをこう変えよう」といった事を振り返りで決めたので、またアジャストしていきます。広島FAは昨年に引き続き2回目の開催ですが、戸根さんからは来年も実施します。と約束してもらえました。この講習会は健常者のクラブやチームに障がいのある方も受け入れて、一緒にプレーする方法・考え方を学ぶ研修会です。日本中にじわじわ広げていきたいと思います。

また。ひさびさに眞藤先生にあって話もできてうれしかったです。知る人ぞ知る、元JFAの指導者養成ダイレクターで今の、日本の指導者養成システムを作った一人と言って過言ではありません。今もJFAコーチでJFAに関わりながら、台湾に招かれて、台湾FAでB級ライセンス指導者養成コースのカリキュラムを作って、AFC(アジアサッカー連盟)にもB級コースとしてAFCとの互換性も認められたそうです。

数年前はアジアで自国でA級ライセンスコースを開設できているのは日本・オーストラリア・ヨルダンの3か国だけだったと思う。今は少し増えているかもしれません。自国開催できない国はAFCからインストラクターを招いて行います。ですから1年に1コースしか開催できないし、開催権が回ってこない年もあります。日本は独自カリキュラムがあり、AFCとの互換性もあり、毎年5コースだと思いますが、開催されています。そこから進んでA級ジュネラルコース・A級U15・A級U12とA級を年代ごとのA級のスペシャリストにする細分化まで行っています。今年は初で女性のみ対象のA級ジェネラルコースが1コース開催されます。その辺りを進めた中心の1人が眞藤先生です。

眞藤先生は見た目はただのおじいちゃんですが、観えてる景色が俺のレベルとは違います。この障がい者サッカーコースのカリキュラムをイングランドFAのコースから日本に合うように作り替えたのも眞藤先生です。広島FAの方は全員眞藤先生を尊敬しています。眞藤先生としゃべると学びがとても大きいです。笑いのセンスもかなり高い!

NPO法人 吹田南FC

上野 二郎